実力の差が、はっきりと出るコースが選手を強くする
片山晋呉プロ
「フェニックスもそうなんですが、やっぱり難しいコース、というか戦略性のあるコースとしっかりしたセッティングになればなるほど、ゴルフの実力がはっきり出ると思うんですよ。 」
つまり、同じパーを獲るにも、そのパーの幅をどれだけ縮められるか。
ナイスパーではなく、バーディ狙いのパーという同じパーでも質が違う。
片山プロは、難しいコースとクラブセッティングが選手を強くすると語る。
「正直なところ、フェニックスのコースは、ずっと苦手だったんですよ(笑)。だって僕は1997年から出場してるんですが、予選落ち、棄権、26位タイだったんですよ。
実は、苦手なホールがいくつかあったんです。それで僕は、考えたんです。どうやったら克服できるのだろうかってね。それが1999年の最終日、ちょうど丸山(茂樹)さんと一緒にラウンドしたんですよ。あのとき丸山さんは、65をマークしてプレーオフまでもつれ込んだでしょう。そのプレーを見ていて、凄く参考になりました。ホールを攻める球筋が、僕と全然違うホールがいくつかあったんです。つまり僕は、ティグランドに立って、見た目とホールが要求している違いに気がつかないで攻めていたホールがありました。例えば、2番ホール(435ヤード、パー4)は、真っ直ぐなホールなんですけど、僕はドローめにティショットを打っていったんです。ところが丸山さんは逆にフェードで攻めていたんですね。フェードで攻めることで凄く楽に立てて、打てるようになったんです。いつも、そのまま押し出して右の林というケースが多かったんですけどね。ロケーション的に左に木があって、それを避けるために右から回して、という発想だったんですけど、あたり過ぎると左の木の下に行きそうで、つい右に押し出していたわけです。それに、8番ホール(381ヤード、パー4)も、大きく攻め方が変わりました。苦手じゃなくなりました」
つまり、同じパーを獲るにも、そのパーの幅をどれだけ縮められるか。
ナイスパーではなく、バーディ狙いのパーという同じパーでも質が違う。
片山プロは、難しいコースとクラブセッティングが選手を強くすると語る。
「正直なところ、フェニックスのコースは、ずっと苦手だったんですよ(笑)。だって僕は1997年から出場してるんですが、予選落ち、棄権、26位タイだったんですよ。
実は、苦手なホールがいくつかあったんです。それで僕は、考えたんです。どうやったら克服できるのだろうかってね。それが1999年の最終日、ちょうど丸山(茂樹)さんと一緒にラウンドしたんですよ。あのとき丸山さんは、65をマークしてプレーオフまでもつれ込んだでしょう。そのプレーを見ていて、凄く参考になりました。ホールを攻める球筋が、僕と全然違うホールがいくつかあったんです。つまり僕は、ティグランドに立って、見た目とホールが要求している違いに気がつかないで攻めていたホールがありました。例えば、2番ホール(435ヤード、パー4)は、真っ直ぐなホールなんですけど、僕はドローめにティショットを打っていったんです。ところが丸山さんは逆にフェードで攻めていたんですね。フェードで攻めることで凄く楽に立てて、打てるようになったんです。いつも、そのまま押し出して右の林というケースが多かったんですけどね。ロケーション的に左に木があって、それを避けるために右から回して、という発想だったんですけど、あたり過ぎると左の木の下に行きそうで、つい右に押し出していたわけです。それに、8番ホール(381ヤード、パー4)も、大きく攻め方が変わりました。苦手じゃなくなりました」